ランナーが体幹を鍛えるべき理由
最近では様々なスポーツで「体幹」の重要性を耳にする機会も多くなってきましたが、それはランニングにおいても同じです。
オリンピックを目指す選手でも、日々のランニングを楽しむ方でも、体幹を鍛えることはパフォーマンス向上や怪我の予防につながります。
今回はランナーが体幹を鍛えるべき理由とトレーニング方法について解説していきます。
力を伝えやすくなる
体幹とは、身体の中で「頭」「腕」「足」以外の部分を指し、姿勢を維持する役割やスポーツ動作の軸としての役割を担っています。
体幹は「強い」「弱い」という言葉で表現されますが、体幹が強い人は頭から胸、そして骨盤までピアノ線が1本入ったような状態になっています。
その線に沿うように身体に力を伝えることが出来るため、走る力が分散せず、走りにブレが少なくなり、足を運ぶ動作がスムーズになるためスピードも上げやすくなっていきます。
怪我を予防してくれる
ランニング時には、膝に体重の3~5倍もの衝撃がかかると言われており、その衝撃を「股関節」や「太ももの筋肉」で吸収することで膝への負担を軽減しています。
しかし、体幹が弱いと身体の軸がブレるため、正しい受け皿である股関節や太ももの筋肉ではなく、膝や腰に直接衝撃を与えてしまい、怪我の原因となってしまいます。
身体の軸をしっかりと保ち続けるためにも、体幹を鍛えることは大事なのです。
「プランク」で体幹を鍛えよう
体幹トレーニングの中でもっとも有名なトレーニングの1つがこの「プランク」です。
トレーニング方法は至って簡単ですので、お風呂上りやテレビCMの間にでも実践してみましょう。
1.マットや床の上でうつ伏せになります
2.両手を顔の横に置き、肘から指先までが身体と並行になるようにします。
3.肘から先の腕とつま先だけで身体を持ち上げます。
このポーズを、15秒〜30秒キープ。
1日2セットくらいからスタートしてみましょう。
頭から足までが一直線になるように意識してください。
お尻だけが高く「く」の字になったり、反対にお尻だけが下がってしまい反り腰にならないように注意しましょう。
引用元:Runtastic Blog