ランニングシューズについて知っておくべきこと~シューズの寿命を確認する4つの方法~
ランナーのみなさん、こんにちは。
今日は先週に引き続きランニングシューズの寿命について、特にシューズの傷み具合を確認する方法をお話ししたいと思います。
前回の記事「シューズの寿命を左右する主な要因」でも述べたとおり、ランニングシューズのリタイア時期は、個人個人の体つきやランニング経験、走る路面のタイプなど様々な要因に左右されるため、何キロ以上、または何ヶ月以上など、数字で断定することは困難です。
また、現在使用中のシューズが傷んでいるかどうかというのは、新しいシューズで走ってみて初めて体感できるといったところもあり、客観的に判断できるようになるにはそれなりの経験が必要かもしれません。
シューズメーカーでは一般的に、合計走行距離が500km以上、最大でも800km以上を超えた時点で、シューズを新しいものに交換することをすすめています。
これは、前回挙げたシューズの寿命を左右する要因などを踏まえても、適正な距離だと言えるでしょう。
とはいえ、500kmと800kmではかなり距離に違いがありますし、体格によってもシューズへのダメージが異なることを考慮すると、シューズの状態を常に確認して寿命を見極めることが必要となります。
ソール部分の状態を確認
シューズの裏側の、地面と接する面(アウトソール)の状態を見てみましょう。
アウトソールが劣化していたり、ミッドソールの一部が見えるくらいまで磨耗していたら、交換を考えてもよい時期と言えるでしょう。
ミッドソールの状態を確認
シューズと足が接する面(インソール)を押して、インソールとアウトソールとの間にあるミッドソールのクッション性を確認してみましょう。
購入時に感じられた柔軟性やクッション性がなくなっている場合、着地時の衝撃を吸収する機能が低下していると判断されます。
また、ミッドソールの側面に見られるシワも、シューズの消耗を示す特徴です。
安定性を確認
テーブルの上などにシューズを置いて、ヒール側からシューズの傾きを見ます。
シューズが内側や外側に傾いている場合は、接地時の足ブレ防止や足が内側・外側へ倒れこむのを防ぐ機能が消耗していることを示しています。
また、まだ古いとは言えない場合でも、シューズに傾きが見られる場合、シューズが足に合っていない可能性が高いので、自分の足の癖にあったシューズに買い換えたほうがよいでしょう。
絞ってみる(!?)
濡れタオルを絞るときのように、つま先とかかとの部分をそれぞれ反対方向にひねってみましょう。
このときソールの中心部分が簡単にひねられてしまうようであれば、そのシューズの使用は中止したほうが無難です。
何度も言うことですが、ランニングシューズの寿命を決める要因は多様で、交換時期を一概に判断することは困難です。
ランニング後に自分のパフォーマンスを振り返ると同時にシューズの状態も確認し、交換時期を見極める必要があります。
各シューズでの走行距離をランニングアプリで記録するというのも、非常に有効です。
何キロ走ったから交換しよう、ということだけではなく、どのくらいの距離を走ることでシューズがどの程度消耗するのか知ることができますし、目安となる交換時期がわかるので、シューズが消耗しきってしまう前に新しいものを用意することが可能です。
交換時期を見極めるのは容易ではありませんが、少しでも違和感を感じたら、そのシューズは思い切ってリタイアさせてあげるのが懸命です。
シューズ代は確かに安くありませんが、ケガや故障を予防して、安全に走るためというだけでも、お金を出す価値があります。
微妙な違和感を気にしながら走るよりも、快適な一足への投資を惜しまず、楽しくランニングを継続していきましょう!
引用元:Runtastic Blog