肌荒れにも!むくみにも!美容の味方「そら豆」
そら豆は春から初夏にかけて旬を迎えます。さっと茹でるだけで、ビールのおつまみや、子供のおやつにと大活躍するそら豆は、この季節だけ楽しめる味ですね。そら豆はタンパク質と炭水化物が主成分ですが、その他にビタミンやミネラルを多く含み、単品でも栄養バランスがとりやすいのが特徴です。その中でも特に、亜鉛が多く含まれていて、美容面でも大きな効果を発揮します。
そら豆に期待できる美容効果
新陳代謝を高め、肌や髪・爪を健康に保つ
そら豆に多く含まれるビタミンB2は、「成長のビタミン」とも言われ、皮膚や毛髪、爪などの成長を促進します。また、老化の原因となる体内の過酸化物質をスムーズに分解することで、肌のしみやしわ、白髪などを予防すると言われています。
肌荒れ対策
亜鉛が不足すると、湿疹やニキビなど、肌荒れの原因になります。そら豆は豆類の中でも亜鉛が多く、栄養がピークを迎える旬の時期に頻繁に食べることで、肌荒れの改善が期待できます。
顔や手足のむくみをスッキリさせる
そら豆は利尿効果があり、体内の滞った水分をスッキリ排出してくれます。また胃腸の働きを整える、お酒を分解するなどの効能もあるので、飲みすぎによるむくみや二日酔いの改善にも効果があります。
ダイエットを後押しする
そら豆は、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1、脂質の代謝に関わるビタミンB2が豊富。これらビタミンB群は炭水化物や脂肪を効率よく代謝し、体内に蓄積された体脂肪を分解する働きがあります。
その他、こんなうれしい効果も!
そら豆は食物繊維・カリウム・鉄分など、カラダを健康に保つ栄養素がたくさん含まれています。
・便秘解消
・コレステロール低下
・血糖値を上昇を抑える
・高血圧予防
・疲労回復、夏バテ予防
そら豆のおすすめの食べ方
茹でそら豆
そら豆は、さやからはずし、豆の皮に切り込みを入れます。塩を入れた湯で2~3分茹でましょう。茹で汁にビタミンB1、B2などの水溶性ビタミンが溶け出しているので、茹で汁は捨てずにスープなどに再利用してくださいね。
焼きそら豆
さやごと、魚焼きグリルやオーブントースターで7~8分焼きます。さやは焦げますが、中の豆はふっくら、柔らかく焼きあがります。醤油や塩などお好みの味でいただきましょう。
揚げそら豆
さやからはずしたそら豆は、茹でるときと同様に切り込みを入れます。(揚げたときの爆発を防ぐ)180℃くらいの油で皮に焦げ目がつくくらいカラリと揚げましょう。熱いうちに塩やフレーバーソルトなどを振りかけましょう。揚げると栄養素が逃げることなく、旨みがそら豆にぎゅっと凝縮されます。
そら豆は新鮮なものほど甘味が強く、旨みが濃厚なので、保存しないですぐにいただくようにしましょう。ヒスイ色で見た目にも鮮やかで美しいそら豆が、健康にも美容にも役立つなんてうれしいですね。
【参考・参照】
国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報〈https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail49lite.html〉(最終閲覧日:2020/05/18)
引用:あすけん「ダイエットの知識」より