マラソンに挑戦する人のための8つの心得


マラソン大会に出てみよう。

そう考えるみなさんを、Runtasticはもちろん応援します!

マラソン大会に出場し、完走する、そのためにはまず「マラソン」という、あなたが挑戦しようとしているものが一体何なのか、それを知ることが欠かせません。

今回は、カリフォルニア在住のプロランナー、JP・スレイターさんに、マラソンに挑戦するための心得を伺ってきました!

今までマラソン大会に出たことのある人なら、同意できるところがたくさんあるのではないでしょうか。

マラソンに挑戦する人のための8つの心得

また、今まで完走できなかったり、記録がなかなか縮まらない、という人にとっては良いアドバイスが隠れているかもしれません。

1.「気軽に」という気持ちを捨てる

今まで運動習慣のなかった人には、ぜひ「気軽に」ウォーキングやジョギング、筋トレに取り組んでもらいたい、というのはRuntastic全スタッフ共通の願いです。

ですが、マラソンというと話しは別。

「マラソンを完走するというのは大きな課題です。」

「マラソンの起源は、古代ギリシャに遡ります。地中海に面したマラトンという土地に上陸したペルシア軍を、アテナイの軍隊が打ち破りますが、それをアテナイに伝えるために、選ばれた兵士フィディピディスがアテナイまで約40kmの道のりを走り、元老たちに勝利を伝えると同時に息絶えたというこの説話に登場する地名『マラトン』に由来すると言われています。」

「この説話の歴史的真偽はさておき、兵士フィディピディスは40kmを必死に走った結果息絶えてしまったというのが結末なわけです。マラソンを走るということは、決して気軽な気持ちで取り組めることではありません」

とスレイターさん。

普段のランニング習慣からさらに一歩進んだ挑戦となることは間違いないと思ったほうがよさそうです。

2.がむしゃらに、ではなく頭脳戦で取り組む

マラソンに挑戦する人のための8つの心得

「マラソンを走るという決意をした以上、努力する覚悟が必要なのは言うまでもないことですが、ただがむしゃらに練習した結果、大会前の時点で体力的にも精神的にも燃え尽きてしまった、という人が意外と多いです。」

自分のフィットネスレベルをしっかり認識して、いつまでにどのくらいの体力とスキルアップが必要か、計画的に考え、練習に取り組みましょう。

3.マラソン大会の日にちと場所は慎重に選択

「これは『がむしゃらに、ではなく頭脳戦で』と共通する事柄です。出場するマラソン大会の日にちや場所は、自分の他のスケジュールを考慮して慎重にチョイスしましょう。」

「マラソンに向けての準備は12週間前から始めるのが最適です。その日に向かって無理のない練習計画が立てられる、日取りのよい大会を選びましょう。また、どこで、どんな道を走るのかをよく知る事もとても大切です。」

42.195キロという長い距離を走り切るためには、旅行と同じく適切な日取りと目的地、道のりを選択する必要があるということですね。

4. 現実的な目標を立てる

マラソンに挑戦する人のための8つの心得

「適切な日にちを選択したら、そのための現実的な目標を立てましょう。自分の体力や走力を冷静に評価するよい機会です。」

フィットネスアプリで今まで計測してきた記録を参考にして、過去から現在までの伸び具合、現在のレベル、そしてレース当日にどこまで向上できるか、現実的かつ具体的な目標を立てましょう。

5.適切な食生活を心がける

スレイターさんは、マラソンレースに向けてトレーニングを始めた人は、「たくさん練習をしているんだから、好きなものを食べてもいいだろう」という意識に陥りがちであると指摘します。

「マラソン完走に向けての練習をしているのですから、平常よりも少し多く食べることはもちろん構いません。ですが、何を食べるかということには気を配らなければなりません。」

「例えば炭水化物。エネルギーを得るために重要ですが、できるだけ玄米や全粒粉で作られた料理を食べるようにしましょう。トレーニングで受けたダメージを回復するためには良質の赤身肉、そしてたくさんの緑黄色野菜が欠かせません。」

6. 「俺の一足」を見つける

マラソンに挑戦する人のための8つの心得

足の形、ストライドなどはランナー一人ひとり異なります。

シューズの見た目や他の人からのお勧めというだけで決めることは禁物です。

レース前に故障したり、靴擦れしてしまったりと、最悪の事態を招きかねません。

「専門店で複数のシューズを試着し、自分自身の足と走りのために最適な一足を見つけましょう。」

7.燃料補給について、研究・練習する

「どんなトップランナーであっても、40キロ以上におよぶ道のりを無補給で走るのは無理があります。

レース中にはエネルギー源となる糖質を含む補給食や水分を摂ることになりますので、その準備もしておきましょう。」

レース中に何かを口にしたり飲んだりすることにも慣れが必要ですし、ベストコンディションを保つためには、補給のタイミングを見極めることも重要ですね。

8. 楽しむ

「ハードな練習、レースに対するストレス、靴擦れ・・・マラソンを通していろいろな障害に出くわすことでしょう。しかしそれでもあなたが走るのは、走ることが楽しいからではありませんか?」

「マラソン大会に出ると決めたら、当日までのプロセスにも楽しんで取り組みましょう。『気軽に』取り組めるものではありませんが、考えすぎ、悩みすぎの必要はありません。レース本番では淡々と距離をこなすだけのことです。世界記録を目指す人も、とにかく完走することだけを目標とする人も、トレーニングの成果を信じて、何が起きても動ぜずに、一歩一歩を楽しみましょう。」

第一線で活躍するランナーにとっても私たちにとっても、楽しみながら、いかに自分の限界を超えていくか、ということが課題であることは何ら変わりありません。

42.195kmを征服するための道のりで出会う数々の経験が、あなたの今後の人生を必ず豊かにしてくれるはず!

Runtasticでは、多くの人が健康に対する高い意識を持ちつつ、アクティブなライフスタイルをRuntasticとともに実践し、人生を長くハッピーに過ごすこと、をビジョンとしています。

マラソンに挑戦するすべての人が、走りのなかで実りある体験をできるよう、アプリの開発を通してこれからもサポート。

みなさんの活躍を応援します!

引用元:Runtastic Blog