引き締まった身体を作るコツは「●●」の分泌を高めること!
引き締まった体型を目指してランニングを行っている方の中には、少なからず
「ランニングをしていれば体重は自然と落ちて理想の体型になる」
と思っている方がいるのではないでしょうか?
実際はそんなに簡単に憧れの体型は手に入れることは出来ません。
ランニングを継続するだけではなく、生活習慣の中でやせるための工夫が必要になってきます。
今回は脂肪燃焼のカギとなる「成長ホルモン」の効果について説明したいと思います。
脂肪燃焼効果を高めてくれる「成長ホルモン」
相撲の力士は、午前中の厳しい稽古を終えるとすぐにちゃんこ鍋などで栄養満点の食事を行い、昼寝をするという生活習慣を続けています。
実は最近になってこの生活サイクルを参考に「ダイエット」プログラムを提供するトレーナーが増えてきています。
一体なぜでしょうか?
このサイクルで一番のポイントとなるのは、
「厳しい稽古」=「高負荷の運動」
です。
普段より負荷が高い運動をすると、疲労物質である乳酸に加えて「成長ホルモン」という物質が大量に分泌されます。
この成長ホルモンには大きく
「筋肉を発達させる効果」
「血液中の脂肪燃焼活発化」
という2つの作用があり、高強度の運動後(ランニングなど)、深い睡眠中(22時〜2時)に最も多く分泌されます。
また、食事によっても分泌を促進することができます。
力士の場合は、厳しい稽古によって成長ホルモンが多く分泌された後、大量の食事と睡眠をとることで筋肉の発達効果を最大限に高めています。
ランニングでダイエットを行っている方は、普段のランニングで
「前回よりも長めの距離」
「いつもよりもスピードを上げる
などあえてキツめの練習を行うことで、成長ホルモンが分泌される回数を増やし、効率的に脂肪燃焼効果を高めていきましょう。
成長ホルモンの分泌を促進させる食事とは
成長ホルモンの分泌を促進させるためには「アルギニン」というアミノ酸を多く含む食材を意識して食べるようにしましょう。
アミノ酸には2つの種類があり、
自分の体内で生成できるものを「非必須アミノ酸」
体内では生成できず、食材など外部から摂取しなくてはいけないものを「必須アミノ酸」
といいます。
アルギニンは非必須アミノ酸に分類されるのですが、体内で生成される量が少なく外部からの摂取も積極的にしていかなければならないアミノ酸ということで準必須アミノ酸とも言われています。
アルギニンは
・納豆
・高野豆腐
・エビ
・シラス
・鶏肉
・玄米
・卵
などに多く含まれていますので、普段の生活の中でもこれらの食材を意識して摂取するにしましょう。
ランニングで引き締まった身体づくりを目指す方は、「運動強度」や「食事」によって成長ホルモンの分泌を高めるための習慣を意識すると、これまでよりも楽に痩せることが出来るのではないでしょうか。
引用元:Runtastic Blog
筆者:伊藤 純哉 / Junya Itoh
秋田県湯沢市出身。43歳。住宅建築現場の管理業務に従事後、トレーナーへ転職。日本ホリスティックコンディショニング協会でトレーナー養成コースの担当講師、全国の大手フィットネスクラブの人材育成等、スポーツコンサルティング事業に12年間携わる。その後、株式会社インターネットインフィニティでリハビリデイサービス「レコードブック」の立ち上げのために移籍し、4年で30店舗、1,900名の介護保険従事者の運動プログラム開発を行う。2015年10月にイニシアス株式会社を設立。放課後デイサービス 自立支援教室「TAKUMI」を開設し、同時に野球塾 Zero ベースボールアカデミーにて、子どもに対する本格的なコンディショニング、トレーニング指導をスタートさせている。