すりおろしきゅうりダイエット
きゅうりに含まれる酵素に痩せ効果が!?メディアも注目するダイエット!
すりおろしたきゅうりを毎日の食事にとり入れるだけのシンプルなダイエット法です。きゅうりに含まれる「ホスホリパーゼ」という脂質分解酵素をとることで痩せ体質に近づく(※1)とされています。
すりおろしきゅうりダイエットの方法
1日あたり1~2本のすりおろしたきゅうりを食べるのが基本です。また、ホスホリパーゼを効率よくとり入れるために気を付けたいポイントは以下のとおりです。
・火を通さないで食べる
・おろし金は金属製のものを使う
すりおろしきゅうりダイエットの効果
痩せ体質を目指せる
きゅうりに脂質を分解する酵素「ホスホリパーゼ」が含まれていることを、福島大学の杉森准教授が発見しました。この新しい成分ホスホリパーゼが、ダイエットに有効に働くと期待されています。(※1)
ホスホリパーゼを効率的にとるためには、きゅうりの細胞の中からホスホリパーゼを出すことが大切。必ずすりおろして、きゅうりの細胞膜を壊すようにしましょう。このとき、金属製のおろし金を使うとベストです。鋭い歯でしっかり細胞膜を壊すことができますよ。
むくみを解消してスッキリボディに
きゅうりには、ダイエットの大敵「むくみ」を緩和してくれるうれしい成分が含まれています。カリウムは、体内の水分量を調整してむくみを防ぎ、イソクエルシトリンはデトックス作用があり(※2)、むくみの解消を助けるとされています。
カロリーオーバーを防ぎやすい
きゅうりは1本11kcalと低カロリー。すりおろしきゅうりで食事をボリュームアップしても、カロリーオーバーになりにくいので上手に活用したい食材です。
ここに注意
ホスホリパーゼをはじめ、野菜に含まれる酵素は、すりおろしてから時間がたつと効果が失われていきます。きゅうりをすりおろしたら、なるべく早く食べるようにしてくださいね。また、酵素は熱に弱い性質もあるので火を通さないで食べるようにしましょう。うれしい効果がいっぱいのきゅうりですが、東洋医学ではカラダを冷やす食材とされています。冷え性の人は食べ過ぎに注意が必要です。
【参考】
:(※1) 福島大学 杉森准教授が世界初の新型酵素を発見
〈https://www.sss.fukushima-u.ac.jp/web/content/191〉(最終閲覧日:2016/06/20)
:(※2)女子栄養大学 KNU ダイエット 食材百科事典 きゅうり
〈http://co-4gun.eiyo.ac.jp/food%20database/3gun/foods-dic-3-kyuri.html〉(最終閲覧日:2016/06/20)
引用:あすけん「ダイエットの知識」より
管理栄養士 / 坂尻智恵子
専門家のひとこと
すりおろしきゅうりをそのまま食べ続けると、どうしても飽きてしまいがちですよね。ドレッシングにプラスして、サラダや温野菜などと一緒に楽しむのがおすすめですよ。この方法なら、きゅうりに火が通ってしまうこともなく、ホスホリパーゼの効果が失われにくくなります。そして、野菜の摂取量を自然に増やせるので一石二鳥です。
もっとダイエット効果を高めたいなら、夕食時にすりおろしきゅうりを多めに食べるようにするのがベスト。夜間は、カラダが脂肪をため込みがちな時間帯なので、低カロリーのきゅうりを利用して食べ過ぎやカロリーオーバーを防ぐというワケです。また、すりおろしきゅうりドレッシングを使った野菜メニューを最初に食べる「べジファースト」を実践すれば、さらにダイエット効果がアップします。
しかし、低カロリーだからといって、きゅうりばかり食べるのはNG。糖質をエネルギーに変えるビタミンB1・脂質をエネルギーに変えるビタミンB2などのダイエットに欠かせない成分や、肌や髪の美しさを保つビタミンやミネラルをバランスよく摂ることが難しくなってしまいます。あくまでもヘルシーな食事にすりおろしきゅうりをプラスするという方法で取り組んでくださいね。