茶カテキンの継続摂取とウォーキングで脂肪消費量がアップ。


茶カテキンの継続摂取とウォーキングで脂肪消費量がアップ。

軽いウォーキングでも、脂肪の消費力が向上。

健康に気を遣っているが決して無理をせずに、休日はもちろん、平日もできるだけ散歩やウォーキングなどをするよう心掛けている、そんな方でもやはり体についた脂肪は気になります。

茶カテキンを継続摂取していると、30分間のウォーキング時の脂肪消費量が1.3倍になるという実験結果が出ています。

茶カテキンの継続摂取とウォーキングで脂肪消費量がアップ。

被験者; 26-42歳の健常男性
運動;5km/h(少し早歩き)のトレッドミルを週に3回、8週間連続
実験群; カテキン摂取群 (HC群)- 570mg/500ml (n=7) コントロール摂取群 (LC群)- 0mg /500ml (n=7)の飲料を1本/1日  8週間摂取
測定評価;事前, 8週目に身体計測および運動時の代謝測定・脂質・糖質消費量測定
群分け; 事前の30分間運動による呼気データおよび身体計測のデータを基に、両群間で等しくなるよう群分け

歩行運動と茶カテキンが、メタボリックシンドロームの予防に一役

油断していると付いてしまう体脂肪、その中でも内臓の周りに付いた内臓脂肪の蓄積は、様々な生活習慣病発症の原因にもなります。

そして、ウエスト周囲径が男性で85cm以上、女性で90cm以上あり、いくつかの生活習慣病にかかっているとメタボリックシンドロームと診断されてしまいます。ここまでになるとお散歩やウォーキングも苦痛になってしまうかもしれません。

実験結果から、歩行運動と茶カテキンの継続摂取を組み合わせることで、日常の脂肪消費量がアップすることがわかりました。

茶カテキンの継続摂取とウォーキングで脂肪消費量がアップ。
茶カテキンの継続摂取とウォーキングで脂肪消費量がアップ。

被験者のインフォームドコンセントおよび倫理委員会の承認を得て、2007年5月から実施。
【被験者】
●歩行運動に問題ないメタボリックシンドロームおよび、その予備軍と診断された男女44名(男性20名:33~79歳、女性24名:39~76歳、平均年齢66.0±9.9歳、平均BMI 26.2±9.7)。被験者は、茶カテキン摂取群22名と対象群22名の2群。
【試験方法】
●試験期間を通して、歩数計を装着し歩数を測定。4週間の観察期間を設け、そのうち、最初の1週間の歩数を現状歩行数とし、13週間の試験飲料摂取期間を設定。
●13週間の試験飲料摂取期間中の歩行については、4週間に1回、歩行数などに応じて、被験者ごとに目標とする歩数を設定。同時に、歩行運動への動機づけとして、個人別歩数実績表と歩行運動の方法や期待される健康効果などについての情報リーフレットを提供。
●13週間の試験飲料摂取期間中の摂取については、茶カテキン摂取群には茶カテキン含有飲料(637.5mg/500ml)を、対象群にはカテキンの入っていない対照飲料(0mg/500ml)を、毎日1本、継続して飲用。
●試験期間の前後で健康検査(身長、体重、血圧、血液検査〔中性脂肪、HDLコレステロール、空腹時血糖〕)。

提供元:食と健康ナビ(花王)