8ヶ月で44キロの減量に成功!叶えたのは決意と固い意志
インターネットで検索すれば、ダイエットに関する情報やアドバイスを簡単に、際限なく得ることができる今日この頃ですが、それらが自分のダイエットを成功に導いてくれるわけではありません。
数え切れないほどのメソッドが紹介されているにも関わらず
「もう少し体脂肪を減らして健康的になりたい」
「引き締めてかっこいい体型になりたい・・・」
これくらいの小さな目標すら叶えられない人が、現実には多いのではないでしょうか。
健康な体作りには特効薬があるわけではありません。
まずは運動を始めること、そして食事内容を管理すること、この二つを実行するしかありません。
健康に関する知識やスマホアプリは、ダイエットをサポートすることはできますが、ダイエットを実行できるのはあなただけです。
今日紹介するサクセスストーリーのヒロインは、8ヶ月でなんと44キロの減量を成し遂げました。
彼女はこれまでの人生の大半をオーバーウェイトで過ごしてきましたが、自分の力で最初の一歩を踏み出し、体型だけでなく、ライフスタイルまで変えることに成功したのです。
今日は、彼女のダイエットの記録を辿りつつ、物事を成し遂げるために本当に大切なことを、みなさんと見つけていきたいと思います。
最初の一歩はジムでスタート
「定期的なトレーニングを始めた時点から、私の人生が変わり始めました」と話すのは、ドイツに住むインゲ・リンケさん48歳。
21歳で現在のご主人と結婚し、これまでに3人の子どもを出産しました。
「トレーニングを始めようと決意したのは2011年の9月。当時の体重はなんと99キロでした。」
少しだけ痩せればいいという状態ではありません。
普通なら、何から始めればいいか思い悩むところでしょう。ですが彼女は、思い立ったら吉日、とばかりに、ジムでのワークアウトを開始します。
基本メニューは60?70分程度のクロストレーナーに加え、同じく1時間程度の筋力トレーニングを週4?5回。
「それだけでなく、毎食のカロリーを確認し、計算しました。摂取カロリーが消費カロリーを上回らないようにというのもありますが、何を食べているのかを毎回確認することは、以前の食生活に戻らないために自分を監視する効果もありました。」
今までオーバーウェイトだった人とは思えないほどストイックにダイエットに取り組んだインゲさんですが、土日だけはこのカロリーチェックをお休みしたそうです。
「根を詰め過ぎないよう、土日だけは自分を甘やかす日と決めました。全ての習慣をいっぺんに断ち切るのは無理があります。」
それでも平日のこのストイックさがあってこそ、土日のお休みでリバウンドに陥らずに済んだと言えるでしょう。
ジムを卒業し、ランニングを開始
そのうち、ジムでのワークアウトに飽きを感じるようになったインゲさん。
「Runtasticのランニングアプリを見つけたので、これを使ってまずはジョギングから、とりあえず走ってみることにしました。」
さすが、運動を継続してダイエットを成功させた人は行動力が違います。
試しに始めたランニングでしたが、現在までの5年弱で合計約1万1000キロを走破、単純計算で1ヶ月平均180キロを走っていることになります。
運動習慣として走るだけでなく、マラソン大会にも挑戦し、今までにケルン、ハンブルク、ベルリン、ジーベンゲビルゲのドイツ各地とオーストリアの首都ウィーンで開催されたフルマラソンを完走しました。
さらには走ることだけに止まらず、マウンテンバイクでツーリングに出かけたり、ハイキングで山に登ったり、体を使った他のアクティビティにもどんどん積極的に挑戦するようになりました。
インゲさん、どんどんアクティブになっていきます!
皮膚切除手術への決断
初めてジムでのワークアウトに取り組んでから8ヶ月後。
体重は99キロ→55キロまでダウン。
インゲさん自身も、「当時はとても信じられなかった」と振り返ります。
「8ヶ月前とは完全に別人になっていました。夫にも『今の君は自信に満ち溢れている』と言われるくらい。嬉しいことばかりでしたが、急激に減量したため皮膚が変化について行けず、最終的には余分な皮膚の切除手術を受けることに決めました。とても高額な手術でしたが、手術後現在まで全く後悔していません。」
限界を越えるということ
インゲさんはジョギングを始めたことで、自分と同じような目標や高いフィットネスマインドを持つ多くの人と出会うことができたそうです。
彼らからの刺激に加え、スポーツや心理学に関する本などが彼女のダイエットの支えになったと言います。
「ダイエットを通して、本当に望むことは何でも、努力して叶えることができる、ということを学びました。それには、自分で限界だと思いこんでいる地点を越えるための努力が欠かせません。」
確かに、私たちは、苦しいときには知らず知らずのうちに
「これが自分の限界だ」
と自分自身の可能性を制限してしまっていることがあるかもしれません。
「体重が減らずに大変だったこともありましたが、スポーツに出会えたことが、自分にとって最高の出来事です」と話すインゲさんに聞いてみました。
――今一番好きなスポーツは?
答えはもちろん「ランニングです!」
いかがでしたか?
ダイエットしたいと思っていても、始められなかった、続けられなかったあなたに、インゲさんのストーリーは少しでもインスピレーションを与えることができたでしょうか。
彼女の記録は、私たちと同じ、どこにでもいるような普通の人でも、ある日決意をすることで人生に大きな変化を起こすことができるという事実を私たちに再確認させてくれます。
ダイエット達成に必要とされるのは、メソッドや知識よりも、始める決意と続ける意志です。
今の自分に満足しているわけではないけど、不健康な習慣をやめられない、気がつけば今日もほとんど運動をしていない、というあなた、彼女のストイックさを見習って、自分自身に喝を入れてみてはどうでしょうか!?
引用元:Runtastic Blog